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Eランク昇格しました!

討伐の仕事を終わらせた後に

昇格の申請をして

審査が終わる前に今居る場所に移動する命令が出されたので

審査がどうなったのか気になってたけど

Eランク昇格の認定が降りたと連絡を貰った


仲間内では俺とシェンスパーグがEランク昇格を果たした

他の皆もいつか上がって来てくれるだろう。



そして今、俺はα界域にいます。

しかし、ギルドの事務所があるゴントラーザではなく

ルドレイ地方の隣の隣

サンビューロ地方


今回はFEとしての仕事ではなく

連合軍の支援兵に徴兵されている

FEだけでなく、それなりに戦う技術の有るものは

こうして時々支援兵に徴兵される


戦場と言っても

α界域では、このβ界域のような国と国との戦いは2万年前以来行われていない




この世界の歴史を少し話しましょう


ここでも記述しましたが

ウラシウスの大木が根を拡げ

様々な種子を散らして大陸が出来上がり

そこへ人や動物の命が生を受けた

それがこのα界域


やがて人はそれぞれの正義を主張し

それぞれの国を作り

支配されるより支配する事を選び

各地で戦争が始まった


戦争の最終目的

それは

ウラシウスの大木の統治者となる事

ウラシウスの大木を統べる者こそが

この世界を統べる者の証


絶対的権力を求めて

各国はこの大地の中心地目指して戦い続けた


1400以上有った国々はいつしか25カ国にまで減り

既に戦う力を失いながらも

食うか食われるかの世界を生きる為

戦いは続いた



やがて戦いに疲れた時

人々はある国の思想に希望を見出した





その国は

世界中のどの国よりも早く戦争への警告を訴えていた



その国は

熾烈を極めた他国からの猛攻にさえ毅然と立ち向かいながらも

決して自ら他国を攻撃することは無かった



更には他国への、少ないながらも食料や物資による支援までしていた

これだけ戦いを続けてなお他国へ送るだけの食料が有る

その国の民は

決して裕福ではなかったが

飢えていなかった


世界中が飢えを訴えるこの時代に何故それだけの食料が有るのか

きっとその国には


水は限りなく流れ

多種多様な生物が存在し

肥え切った土から余りある作物が採れる「夢の大地」が有るのであろう


飢えた人々は

そんな夢の大地を求めてその国へと渡っていった


しかし、「夢の大地」などどこにも無かった




夢の大地など存在しないが

その国の人達はこんな世界でも強く逞しく生きてゆける術を知っていた


その国の名は『イノレリアン』

イノレリアンの人々はどんな苦境の中も「奪い合う」事をしなかった


飢えてこの地へ来た人々は驚愕した

自分たちでさえ今日食べる食料も十分に無い状況にも関わらず

顔も名前も知らない自分にすら

飢えていると知れば何の惜しげもなく食べ物を与えてくれた


奪い合い、傷つけ合ってきた自分達と違い

イノレリアンの人々は

助け合い、支え合い、分けあって暮らしていた


今この世界を救うのは

この国の思想より他に有り得ない

人々はイノレリアンが世界のリーダーとなる事を望んだ






こうしてイノレリアン先導の元

世界平和化50ヶ条計画が進められ

ウラシオン連合国が出来上がった

イノレリアンの王は連合国の王に擁立され

連合国首都は初代連合国王ヴァレルの名前に因み

「ヴァレロン」と名付けられた

連合国を統治するのは連合国政府

25カ国は融合し7つの州と18の地方に分けられ

主要都市の総裁は戦いや家柄ではなく

投票で決められるようになった


イノレリアン先導50ヶ条の平和化計画は

想定より早く95年の年月で全ての過程を終え

ウラシウス大陸には恒久的平和が訪れた


国家の戦いは遥か昔の話



では何故この現在に「戦場」が有るのか



それはまた次回にて






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